5/7 川へふたたび

自分で定めた今年のノルマは「月2回更新」。
しかし、再び途絶えてしまいました(笑)。

それにしても、腹立たしい事ばかりが起こり過ぎです(笑)。





更新に至らなかった要因の一つは、「野田知祐」氏の本をまとめ読みしていたから・・・・。
怒りが乱文に繋がる事が目に見えてしまいますよね。

[川へふたたび/野田知祐]
著者の旅はアラスカを初めとして諸外国にまで及びますが、本書は国内河川について書かれたエッセイを河川別に集め、編まれています。
カヌーで移動しながら、流域に暮らす人々や自然と交わり、川へ深化していく旅は引っ込み思案な僕にとって遠く羨ましい静かで満ちたりた世界の様に思えますが、深化した故に抱える怒りは凄まじいようです。

釣り人は、川の好きな区間だけ選択的に眺めることが出来ますが、カヌーイストは川を通して眺めざるを得ません。川が好きな人間達と関りながら川を下るので、彼には行政が推し進める河川改修に多くの疑問の声が集まり、同時に自身も解消できない憤りに身悶えます。
故に長良川河口堰の反対運動に身を投じて行くのですが、多くの人間と共に行動するうちに鬱屈した憤りは清冽な川の様に目的を持った大きな流れへと変化していきます。筆者の様に子や孫の世代に恥ずかしくないようにと行動を起せる人間でありたいと思わされました。引っ込み思案ですし、まだまだ世の中には御用学者の言う国益辛抱者(笑)が多い様に思えますけど・・・・・。

ちなみに文中でも、この河口堰反対運動参加者へ様々な圧力が掛けられた事が触れられていますが、多分本当のことでしょう。

10年近く前、著者を講師に招いて地元の環境教育事業を企画した上司が、講師を報告した途端に国からの補助金を打ち切られていました。

野田さんの徹底した嫌われっぷりもカッコいいっす(笑)。

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文中で「最近は川のことを好きでない人が川のことを決める」と老人が嘆きますが、「故郷」とも読めますよね・・・。浜岡原発の停止要請は英断だと思います(喉もと過ぎれば・・・って奴にならなければ・・)。
中部電力はコスト上昇と夏場電力不足を盾に不満を表明したようですが、過去の停止状況から見ても電力不足は起こらないように思えます。
それ以上にこの事を盾に取る姿が、理不尽な治水効果を掲げた建設省にダブります。

ドイツはチェルノブイリ以降未だ野生生物の売り買いに放射線検査が義務付けられているそうですし、実際に売り買いが禁じられる測定値も出ているようです。また、発電所からの距離が子供の発癌率に影響しているとの調査報告もある様です。
何より民間に発電を補わせているアメリカでは、新しい原発なんて全く作られていませんよね。理由は日本の様に地元を懐柔する莫大な予算が無いことと、事故時の負担に耐えられないからと言われています。
コスト上昇が口をついて出る時点で、如何にリスクに対する責任が曖昧に進められて来たのか考えさせられます。
実際に事故を起しても、最後まで自社で責任を取るつもりが無ければ頷けます(笑)。あと、大きな余震が想定されているのに福島は未だ使用済み燃料棒を守る建屋が壊れたままなのも気になりますよね・・・。
防潮堤の建設は最優先事項の様に思えます。あんな河口堰作る金があれば・・・(笑)
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by mojie0219 | 2011-05-07 09:56 | FavoriteBook
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